- 会社名
- 株式会社エキスパートスタッフ
- 業種
- デザイン・DTP・Webといったクリエイティブ業界の正社員求人や人材派遣、転職支援に特化した人材サービス企業
- 温泉ワーケーションの目的
- リモートワークが続く中、社員の健康状態、特にメンタル面がやや気になっており、リフレッシュの機会としてのワーケーションに興味。また、遠隔地での勤務がリゾート地になった場合の働き方やアウトプットの変化について調査するため
- お話を伺った方
- 総務課 係長 篠田憲治様
人材開発課 課長 山岡公博様
情報システム課 課長代理 三村晃久様
プロデュース一課 副長 坂本裕樹様
- 業種
- デザイン・DTP・Webといったクリエイティブ業界の正社員求人や人材派遣、転職支援に特化した人材サービス企業
- 温泉ワーケーションの目的
- リモートワークが続く中、社員の健康状態、特にメンタル面がやや気になっており、リフレッシュの機会としてのワーケーションに興味。また、遠隔地での勤務がリゾート地になった場合の働き方やアウトプットの変化について調査するため
- お話を伺った方
- 総務課 係長 篠田憲治様
人材開発課 課長 山岡公博様
情報システム課 課長代理 三村晃久様
プロデュース一課 副長 坂本裕樹様
【実証実験事例】株式会社エキスパートスタッフ
株式会社エキスパートスタッフ 様
-ワーケーション体験参加時の服装を気にされていたようですが?(笑)
ワーケーション中もリモート会議が予定されていて、他の会議参加者に対する気遣いとしてしっかりした服装をしておく必要がある考えからです。また、当社は比較的カタイ社風ということもあり、普段からカジュアルよりもオフィシャルという感じです。
-篠田さんと山岡さんはスーツ、三村さんと坂本さんはカジュアルですが?
三村・坂本も襟付きシャツを持参してきています(笑) 今回は体験でのワーケーション中ですが、今後制度として運用していくにあたっても、個人ワーク、グループワーク、お客様とのワークという時間の使い分けの中で服装などもマナーとしても必要になってくるかもしれないなと、思いました。
-そういったマナーというものは業種・職種によって変わらないもの、変わるものがあるかもしれませんね。とてもよい気づきをいただきました。そういった点に関連しますが、御社の事業内容と参加されたみなさまの業務内容について教えてください
デザイン・DTP・Webといったクリエイティブ業界の正社員求人や人材派遣、転職支援に特化した人材サービス事業です。また、クリエイティブ関連の業務受託や人材強化のための研修も手掛けています。今回参加した4人は総務、人材募集管理、営業、情報システムと別部門のメンバーですが、同じプロジェクトに属しているため一緒に体験することにしました。クリエイターの採用も面談も最近はオンラインで実施するのが増えていますし、営業も毎回クライアントに訪問ということもないので、リモートワークは可能です。システム開発もオンラインで対応できます。とはいえ、営業でお客様に呼ばれたり、システムも緊急事態で出社しなければいけなくなったりという事態はあるので、何かあったら都内へ戻るという準備と覚悟はしてきました(苦笑)
-そんなみなさまがこのプログラムに応募された背景やきっかけを教えてください
弊社もリモートワークが長く続いていますが、社員の健康状態、特にメンタル面がやや気になっていて、リフレッシュの機会としてのワーケーションに興味がありました。また、コロナ以前からコワーキングスペースの利用についてのプロジェクトチームを立ち上げたこともあり、遠隔地での勤務がリゾート地になった場合の働き方やアウトプット変化についての関心も。そして坂本が新事業のプロジェクトを考えるにあたってワーケーションについて調べていまして、その過程でBIGLOBEの体験応募を知りました。
-会社としてもワーケーションに関心があったり、制度を検討されたりということがあるわけでしょうか?
いえ(苦笑)、会社全体ではまだその機運はないです。最初にお話した通りの社風でもあるので、ワーケーションについてはほぼ出ません。今回社内でワーケーション実施の承認を受けるにもやや懐疑的に見られたところはありました。
実は4人のうち1人が草津温泉に泊まって個人でワーケーションを実施したことがあります。とてもよい経験だったので制度として進めたいですし、当体験についてレポートを提出することになると思うのですが、今回の効果効能をしっかり書いて社内でも実施できるようにしていきたいですね。
-ではその効果効能についてのちほど教えていただくとして、今回はどのようなワークをされましたか?
業務部門が別々なので基本的に個人ワークを行い、時々オンラインミーティングでした。ワーケーションだから特別なことをしようというよりも、普段の業務が滞在中でも可能か、
またアウトプットの質はどうなるかを考えたいと思っていました。それで……社内とも在宅とも違う環境でリフレッシュされてはかどった反面、せっかくの機会なのに普段と変わらないなと感じた側面もあります。それが1日目と3日目です。
2日目にはバケーション要素も兼ねてホテル近隣の伊豆パノラマパークロープウェイに乗って葛城山へ昇り、山頂のカフェで眺望を楽しみながらパソコン開いて仕事してみました。足湯につかりながら書類を作成したりもして……こういった体験はまさに「ザ・ワーケーション」ですね。仲間と一緒にこのような非日常的空間でのワークはとても貴重な体験でした。何より、富士山の眺望を目の前にしながらの仕事はアガリます!
足湯につかりながらワーク。温泉ならではのワーケーション
-バケーションも楽しまれたようでよかったです。ほかのワーク以外での過ごし方はいかがでしたか?
ロープウェイで山頂へ登ったときに逆さ富士を撮影したり、神社参拝したり。ランチはみんなで一緒に食べに出かけました。1日目はホテルが用意したパンフレットに掲載されたおすすめのそば屋さん、2日目は先ほどご紹介した眺望すばらしいカフェで。もちろん温泉に浸かるというのが最高でして、1日仕事を終えてみんなで夕食、温泉、その後マッサージ、そしてまた温泉!--と何とも贅沢な時間を過ごすことができました。
2日目にロープウェイで登った葛城山頂で富士山の撮影を楽しむ
-一方で、ワーケーションの難しさを実感したこと、困ったことはありますか?
先ほどお話した通り、ややもすると普段のワークとまったく変わらずに、せっかくの機会を活かせないと感じたときもあります。仕事の依頼や問い合わせがあったらどうしようと心配になる瞬間はあるので、滞在中の過ごした方を事前に計画してワーク時間とそれ以外の時間を明確にして関係者でネゴしておき、バケーション時間をしっかり楽しめるようにするとよかったと思います。
ワークする際の環境は大切ですね。WIFIがあるのか電波強度はどうなのかはもちろんのこと、客室では旅館ならではのローテーブルだと長時間作業はキツイですし、チェックイン前/アウト後に利用スペースはあるのかなど。情報セキュリティを考えるとカフェで個人ワークはしましたが、ミーティングはできないですし。またはアーリーチェックイン、レイトチェックアウトによって客室で長く過ごせるようにするなどのサービスがあるとよいと思います。
チェックアウト後のワーク環境確保も大事。今回は会議室を予約。社名の掲出に気分がアガる
なお、困ったことではありませんが、ワーケーションを企業の制度として取り入れていくのなら考慮すべきな課題も考えました。例えば費用は会社負担なのか個人負担なのか? ワークとバケーションの適用時間の割合によって補助額を変動させるということもありえるかもしれません。また、移動時間も業務時間にカウントするのか……ということも検討項目だと考えました。
-これからワーケーション検討している方々に「先輩」としてメッセージをお願いします
先ほども申し上げましたが、事前に予定を組んでワークとそれ以外の時間を明確にして現地で体験できることを増やすようにするといいです。そのメリハリがルーチンワークへの刺激だったり、新しい発想だったりにつながるのではないでしょうか。キレイな景色を眺めながらの仕事は間違いなくリフレッシュできます。朝、温泉に入ってから業務スタートすることで成果を挙げることに対してモチベーションが高くなりました!
今回ご紹介した企画が利用した宿
伊豆長岡温泉(静岡)
伊豆長岡ホテル天坊
伊豆の温泉・味へのこだわりと、スタッフのおもてなしが光る宿。3種類の露天風呂を堪能した後は、庭に囲まれたティーラウンジへ。伊豆長岡観光のアクセスにも便利です。