株式会社日立製作所およびグループ企業

ー今回「ONSEN WORK」をご利用になった経緯を教えていただけますか。

前月（2022年12月）に弊社の成長戦略および組織成長に向けた集中討議のためにONSEN WORKを利用しまして、非常に満足のいく体験ができました（過去の実施事例）。オフィスとは異なる環境は新しい発想や柔軟な思考を得やすく、長期的なことを討議するのにとても有効です。参加者の距離が近くなる効果も実感したので、複数部門にまたがる検討や、長期的取り組みにもぜひ使ってみたいと考えました。そこで今回の対象に選んだのが、パートナー企業と合同で行う長期的な構造改革検討合宿です。パートナー企業とはこれまでもリモートで毎週ミーティングを重ねていたのですが、その検討を加速するためには関係者が一同に介し深い議論を行えるONSEN WORKが最適なのではないかな、と。そこで弊社、弊社グループ企業、パートナー企業による合同合宿実施の運びとなりました。

ー現地での過ごし方を教えていただけますでしょうか。

今回は1泊2日で実施しましたが、滞在した伊東温泉はJR特急を使えば東京からのアクセスがよいので、1日目は10:00過ぎから会議を始めることができ、夕飯までじっくり行いました。2日目も朝食後から15:00まで集中検討でしたが、1日目の夜に一緒に夕食をとって温泉にも入ってという時間を過ごして親睦を深めたあとだったので、さらに活発な意見交換ができた印象があります。

なお、前回はスケジュールを詰め込みすぎた反省から、今回は途中で近くの海辺へ散策に出たり、地元の食事処でランチしたり、夕食後に余白の時間もとりました。そういったリフレッシュメントがいいアクセントになったと考えています。それでもまだ詰め込み過ぎだった気はしていますが。

会議室で合同集中検討

夕食にはレストランで同じ釜の飯を食べるーーオンオフともに一緒に過ごす時間を長くとれることが合宿のいいところ。距離がぐっと近づきます

ー「ONSEN WORK」を利用してみての感想をお聞かせいただけますか。

オフィスの会議室ではややもすると機械的になりがちなミーティングも、場を替えることで、特に温泉という非日常的な環境に移すことによって討議によるアウトプットが質量ともに高まると思います。参加者の関係性を深めて密度を濃くしたいという目的も確実に果たせました。発言は積極的になりましたし、そんなアイデアもあるのかと目を見張る新機軸のプランも出てきました。そうなると場がより和んできますから、議論の本筋から脱線があったとしてもみんな受け入れてそこから逆に議論が広がるというか。定例会議の場で脱線があると限られた時間が無駄になったとストレスを感じると思うのですが、余裕がある場なのでストレスにはならないのは印象的でした。そんなディスカッションが重なっていくと参加者同士の心理的安全性も高まって、今後の関係性に好影響を与えるのではないでしょうか。今回パートナー企業と行えたことはとても意義あることだったと考えています。

そうした体験も滞在施設でのコロナ対策がしっかり行われている安心感があってこそですね。1人1部屋のシングルユースを用意してもらえるのも重要なポイントだと思いました。

ー「ONSEN WORK」に対するご要望事項や、今後行いたい体験はございますか。

サブスクモデルがあるといいですね。クオリティが一定の複数施設を定期的に利用できるシステムがあれば、要件に合う場所を選定したり、備品の準備をしたり、見積もりの確認を行ったりといった労力が減らせるので幹事としてはうれしいです。効果を体感した企業は月や四半期ごとに利用するケースも出てくると思いますので、ぜひご検討ください。

ほかは前回と同じです。滞在する地域に貢献するプログラムを次々に加えていって欲しいと思います。